2015/05/26【首都大セミナー】 生徒の発言を引き出すためには?

今回の首都大セミナー

話題に上がったのは、一斉授業において生徒が固まってしまうこと

これに関しては教員が醸し出す雰囲気が大いに関係するという話でした。


先生がニコニコしていて、生徒に「これでいいんだ」と安心させられる雰囲気。

この間のソーシャルワーク勉強会では「オーセンティシティ」という言葉を学びました。正にここで使えるものだと思います。

僕の知っている生物の先生方の多くはオーセンティシティという言葉は知らなくても、自然とそのような雰囲気を出しているなと感じます。

僕は最近不思議に思っています。それは、『学び合い』の活動時間中は活発に話している生徒が、綺麗に並んだ座席に座ると途端に静かになることです

僕はあまり気にしていませんけど。


教員の雰囲気も大いに関係しているとは思いますが、その前に「大勢の人の前で発言することへの抵抗感」を生徒に限らず多くの人が持っているのではないかと。

その抵抗感は我々教員が育んできたものだと思います。


僕の知っている生徒はとにかく素直です。かわいすぎます。生徒から僕のオーセンティシティが引き出されているのかななんて思うくらいです。


そのくらい、リラックスして学びたいものです。


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2015/05/19【首都大セミナー】 知識・理論⇄実験・観察の往来

 実験・観察の位置付け

僕の中では、理科の実習の位置付けは大きく2つです。

一つは、確認作業です。教科書に載っている実験や観察を生徒自ら「やってみよう」という気持ちでやる。もちろん、興味がなかったらやらなくてもいい。とにかく、生で見てみようということです。

もう一つは、探求活動です。これは、何らかの疑問から、それを科学的プロセスで探求してく活動です。一つ目の確認作業から、派生するパターンもあれば、こちらで何かテーマを限定するのもありかもしれません。通常の授業時間内で学習指導要領の内容と並行して探求活動を行うのはかなり厳しいものがありますが、今後の生物教育は…探求重視??

振り返りシートに書きましたが、知識・理論(教科書)⇄実験・観察の往来を自由にできる環境が望ましいと考えます。

理想を言うと、教科書は逆引き辞書的に扱うようにして、基本的に実験・観察から入るというのが僕のアイディアです。教員は、教科書が逆引きになるような、実験・観察をさせるということになります。

ま、あまりこだわらずに行きたいとは思いますが。


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