科学と人間生活「ヒトの健康と光とのかかわり」

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課題2 飛行機で日本と時差の多い場所に移動すると「時差ぼけ」の症状がでる。時差ボケは、概日リズムが昼夜のサイクルに合わなくなり、眠気や食欲、体調などに異常が生じることである。このような、時差ボケを防止するために、あなたならどのような対策をしますか。考えて答えなさい。 

【解説】 答えはありません。私たちの体には体内時計が存在しているということが理解できれば、その知識を活用して、あなたならどうしますか?と聞いているだけです。


課題3 ビタミンDがなくなるとヒトのからだにどのような影響があるか、教科書p103の本文を読んで答えなさい。

【解説】 教科書にはビタミンDがヒトのからだでどんなはたらきをしているかが書かれています。それを理解すれば、どうなるかが予想できます。何かを学ぶと「こうするとこんなことが起こる」という予測を立てやすくなるという利点もありますね。

 

課題4 紫外線はヒトのからだに良いものか、悪いものか。理由とともにあなたの考えを述べなさい。

【解説】 実はあえて「良いものか、悪いものか」という二択問題にしています。でも、迷った人は多いのではないでしょうか。結局は「あなたの考え」を聞きたいのですが、「良いもの」か「悪いものか」という聞き方をされると、多くの人は「どちらだろう」という思考回路が働いてしまう。これを「問い方のマジック」と呼んだりします。世の中には結構多いです。テレビなどでも「どっちが正しいか」のような問い方をする場面が良く見られます。だまされてはいけません。このような二項対立を発見したら、「どちらもありうる」とか「どちらとも言えない」などの別の答えもあることをぜひ頭の片隅にでも置いておくといいと思います。