2014年度 生物基礎


20150305 学年末考査振返り(2年生物基礎)

 学年末考査が終わりました。手ごたえはありますか?1年間の生物基礎が終わりました。みなさんと週3時間、いろんな話をしながら僕も楽しい時間を過ごさせてもらいました。また、授業のやり方をコロコロと変えながらみなさんを困惑させてしまったかもしれません。すいませんでした。授業中に話したことは、すべて僕が普段考えていることをそのまま言葉にしただけです。もしかすると、反感を持っている人もいるかもしれません。しかし、僕の思っていることは変わりません。みなさんが、「学ぶ」ということを実感してもらいたいと心から願っていました。これが、卒業後に必ず生きてくると信じています。卒業まであと1年です。あと1年でどれだけ君たちが「自分たち」で成長できるか。

 採点後にまとめを書こうと思います。

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<楽しく、快適に「生物基礎」を学ぶために>

① 授業の「目的」「目標」はハッキリさせよう。

  必ず毎回の授業に「目的」と「目標」を設定します。でも、勉強しているうちに本当に大切なことが何かって見失いがちです。そんなときは、「目的」が何だったかを振り返ってみると意外と頭なの中がスッキリ整理されます。

 

② 毎回の「目標」は「全員達成」を目指そう。

 僕には、クラスの「全員」が生物を理解して、「生物のすばらしさ」を知って欲しいという願いと、「全員」が「クラスの誰一人見捨てない」で欲しいとうい願いがあります。「全員達成」にはチームプレーが大切です。僕は「○○しろ」「△△するな」とは極力言わないようにしています。ただし、「全員達成」だけは求めます。それを実現するために、一人一人がどのように動いたらいいか、自分で考えて、行動してみてください。僕は見守ろうと思います。

 

③ 「自由」に学習できる環境をつくろう。

 僕の授業スタイルには意味があります。ある意味では、「自由」の幅が他の授業に比べると大きい。でも、たまに「自由」をはき違えてしまう人がいます。「自由」に学習できる環境は、一人ひとりが「お互いを認め合う」ことで作られると思います。自分だけが「自由」を求めるわけにはいかないのです。「お互いを認め合う」ことで、それぞれが「自由」に学習できることが、僕はみんなにとって一番幸せなのではないかと思っています。

 

<1年間で学ぶ内容>

学習指導要領(これが最低限学ぶべき内容です。これが生物基礎の「大黒柱」的存在です。)

Ⅰ 生物と遺伝子

【生物の特徴】

1.生物の共通性と多様性 

生物は多様でありながら共通性をもっていることを理解すること。

 

2.細胞とエネルギー 

生命活動に必要なエネルギーと代謝について理解すること。

 

【遺伝子とその働き】

3.遺伝情報とDNA 

遺伝情報を担う物質としてのDNAの特徴について理解すること。

 

4.遺伝情報の分配 

DNAが複製され分配されることにより、遺伝情報が伝えられることを理解すること。

 

5.遺伝情報とタンパク質の合成 

DNAの情報に基づいてタンパク質が合成されることを理解すること。

 

Ⅱ 生物の体内環境の維持

【生物の体内環境】

6.体内環境 

体内環境が保たれていることを理解すること。

 

7.体内環境の維持の仕組み 

体内環境の維持に自律神経とホルモンがかかわっていることを理解すること。

 

8.免疫 

免疫とそれにかかわる細胞の働きについて理解すること。

 

Ⅲ 生物の多様性と生態系

【植生の多様性と分布】

9.植生と遷移 

陸上には様々な植生がみられ、植生は長期的に移り変わっていくことを理解すること。

 

10.気候とバイオーム 

気温と降水量の違いによって様々なバイオームが成立していることを理解すること。

 

【生態系とその保全】

11.生態系と物質循環 

生態系では、物質が循環するとともにエネルギーが移動することを理解すること。

 

12.生態系のバランスと保全 

生態系のバランスについて理解し、生態系の保全の重要性を認識すること。

 

ダウンロード
生物基礎 単元別データベース
学習指導要領、都立学校学力スタンダードに基づいて、単元別の目標をデータベース化しました。
「大・中・小単元」「レベル」「キーワード」などで検索することが出来ます。それぞれの用途に合わせて利用してください。
生物基礎単元別データベース.xlsx
Microsoft Excel 22.8 KB
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達成度チェック表.pdf
PDFファイル 132.9 KB
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生物基礎~1年間の展望~.pdf
PDFファイル 138.8 KB