共通性と多様性02 系統樹をつくってみよう

グループ活動:系統樹をつくってみよう

【方法】

① 外から樹木の葉を10種類以上集める。

② 葉にラベルを貼る。

③ それぞれの葉の特徴を表にまとめる。

④ 模造紙に系統樹を描く。

系統樹のイメージ
系統樹のイメージ

 各グループがつくった系統樹です。すばらしい!この系統樹が「正しいかどうか」が大切ではありません。大切なのは、なぜこのような系統樹になったか。その根拠です。

 葉を細部までじっくり観察して、どのような特徴が見られるか。様々な葉を見比べて、どこが似ていてどこが違うか。共通点が多い(=よく似ている)もの同士は、枝分かれした年代が比較的新しく、共通点が少ない(=似ていない)ものは分岐した年代が比較的古いことが言えます。葉の特徴は非常に多様ですが、共通点を持つことが実感できたでしょうか?

以下の問いはどのように考えますか?

(1)今回採取した「生物」に共通する特徴は何でしょうか?

(2)今回採取した「生物」は何というグループに分けられるでしょうか?

(3)今回つくった系統樹にヒト、サル、イヌ、ヒラメ、ニワトリ、トカゲ、カエルを加えるとすれば、どのようになるでしょうか?

(4)さらに、カブトムシ、エビ、イカ、タコ、ホタテを加えるとすれば、どのようになるでしょうか?

(5)さらに、アオカビ、マツタケ、酵母、ゾウリムシ、ミドリムシ、アメーバ、大腸菌、乳酸菌、ネンジュモを加えるとすれば、どのようになるでしょうか?

(6)上の問いにあげた全ての「生物」に共通する特徴にはどのようなものがあるでしょうか?

(7)「生物」とは何でしょうか?

(8)「生きる」とはどのようなことでしょうか?