スウェーデンの投票率のはなし

Facebookでシェアされていた記事で面白いものを見つけました。

「スウェーデン人「我が国でも低投票率は問題です。若者は70%しか選挙にいきません…」



高校理科の「生物基礎」と「生物」はそれぞれ「biology for all」と「biology for interested student」に学ぶ対象を分けて考えるようになっています。「for all」の部分がいわゆる「citizenship」につながるところかと思います。つまり日本の一般市民が知っておくべき生物の知識って何?というところから始まっています。絶対的答えはありません。時代毎に変わるものなので、常に議論され続けなければならない事です。これはコンテンツにしろコンピテンシーにしろです。


国は人がいて初めて成り立つものだから、国民一人一人が国の在り方(自分の生き方につながる)を考える事が出来るようになるために、どんな教育が必要かですね。

これは、必ずしも中学校の「公民」や高校の「政治経済」の授業だけが役割を担う訳ではなく、どの授業でも考えていかなければならない大きな問題であるはず。

教育のゴールは何か。そんなことを思わせる記事でした。

産業界が望む人材の育成が文科省を通じて学校教育に降りてくるという図式はわかりました。

では、国を支える日本国民全体にどのような問題があって、今後はどのようにして解決していくかは議論になっているでしょうか?教育のレベルで。


スウェーデンの投票率が高いのと、投票率が下がり始めている(?)理由をもっと突き詰めたいところですね。

 

PS

「スウェーデン シチズンシップ教育」ググったところ、面白そうなサイトがあったので紹介します。

公益財団法人 明るい選挙推進協会 http://www.akaruisenkyo.or.jp/citizenship/