2015/05/19【首都大セミナー】 知識・理論⇄実験・観察の往来

 実験・観察の位置付け

僕の中では、理科の実習の位置付けは大きく2つです。

一つは、確認作業です。教科書に載っている実験や観察を生徒自ら「やってみよう」という気持ちでやる。もちろん、興味がなかったらやらなくてもいい。とにかく、生で見てみようということです。

もう一つは、探求活動です。これは、何らかの疑問から、それを科学的プロセスで探求してく活動です。一つ目の確認作業から、派生するパターンもあれば、こちらで何かテーマを限定するのもありかもしれません。通常の授業時間内で学習指導要領の内容と並行して探求活動を行うのはかなり厳しいものがありますが、今後の生物教育は…探求重視??

振り返りシートに書きましたが、知識・理論(教科書)⇄実験・観察の往来を自由にできる環境が望ましいと考えます。

理想を言うと、教科書は逆引き辞書的に扱うようにして、基本的に実験・観察から入るというのが僕のアイディアです。教員は、教科書が逆引きになるような、実験・観察をさせるということになります。

ま、あまりこだわらずに行きたいとは思いますが。