NHKスペシャル 新・映像の世紀 第5集 若者の反乱が世界に連鎖した
を見ました。
「若者」を切り口に1960年代からの世界の様子を取り上げていました。
一体何が今と違うのだろう。
今、これだけ世界と繋がりやすくなっているにもかかわらず、昔の方がみんな世界に目を向けていたのではないか。
いや、世界のことがよく分からなかったから、みんな世界を「知りたい」欲が強かったのか。今は簡単に知れちゃうから。
簡単に知れちゃうって実は「知ったつもり」なんだけどね。
「「革命」なんてもう流行らないよ。」
ってきっと思うかもしれないけど、ベトナム戦争反対運動みたいに、他国で起きたことをあそこまでエネルギー使って若者が意思表示できたのは、世界は広くても「人類みな兄弟」とか「一人も見捨てない」という意識は強かったから何だろうな。それに、歴史が身近だった。
デモとか冷たい目で見る人もいますけど、その前に「無知、無関心」があるんだと思います。ちゃんと分かるためには、自分で見るか聞くかしないとね。
物言わぬ事が、実は自分が思っていない方向へ進むことの加担になってしまうことにも、無自覚であるのは恐ろしいことです。せめて「ちょっと待て」と言わないと。
その前に「あれ?変だぞ?」という、問題、課題発見の力も必要か。
何れにしても、今の日本の学校でそれができているかってところですね。大人、特に教育に携わる我々教師には、重大な責任があるのです。
学校の勉強ができるかどうかってそこじゃなくてね、もっと、すべての子どもたちが自ら答えを出しながら、クリティカルかつクリエイティブに生きていくための場にしていかないとまずいよなー。
一体学校で何をしているんだ。と、常に自問自答しております。
もう、世の中変なことだらけ。
私のバイアスを通して見ると、NHKはちゃんと問題提起しています。意図して番組作っている。若者に向けて。
映像の世紀って良くできた番組だなぁ。