中学校の美術の時間に「暖色は手前に、寒色は奥にあるように見える。」と習った事を記憶しております。青より赤の方が目に飛び込んでくる感じがする。
赤の隣に青の文字が書かれていても、目立たなくてスルーしてしまう可能性があるということです。
あ、ただそれだけです。
職場の人と色覚シュミレータを使って、遊びました。なるほど、そんな風に見えるのか。という発見。
色覚異常(今は色覚特性とも言います)は知っているけど、どのくらいの割合いて、その人たちはどんな風に見えているかはよく知らない人が多いです。
正常色覚の見え方
1型色覚の見え方(日本人の男性約22人に1人)
逆に、色覚がほかの人よりも、識別できる人もいるそうです。これも色覚特性ですね。この色覚特性はヒトの「多様性」と考えることができます。意思決定をする際に考え方は大切です。
たとえば、夫が色覚異常で、妻が子どもの産み分けをしたという話があります。これは、生まれてくる子どもが色覚異常を持っている可能性があることを知った上での決断です。
これには賛否あると思いますが、すべてはその夫婦が決断したことです。もしかしたら「多様性」を理解すると行動は変わったかも知れません。
ある生徒は「将来はいいお嫁さんになる」と堂々と言ってくれます。その子は理想の旦那像まで語ってくれます。前までの自分だったら、「世の中そんなに甘くない。もう少し色々考えなさい」って言っていたかもしれません。
今は「いい旦那さんが見つかるといいね〜」なんて言って楽しく話ができます。この子はきっと幸せな家庭で育ったんだろうなと想像します。理想のモデルが身近にあるわけですね。
西川さんに幸せについて聞くと、「家族と過ごすことが一番幸せだ」と堂々と言ってくれます。とっても家族を大切にしています。そして、それを徹底しているように見えます。僕が指輪をしていないのを見ると、「早く結婚しなさい」と言われます笑
もちろん、人によって幸せは異なりますが、いろんな幸福論がある中でここまで徹底的だとわかりやすい。
「みんなが幸せな社会」の「幸せ」に、上の話を代入すると
「みんなが幸せな社会」=「みんなが家族とより多くの時間を過ごせる社会」
ですかね。もちろん、やりたいことをとことんやるもの幸せ(僕も今はこっちだ…)だけど、なんと言っても、「幸せな家庭で育った子は幸せ」なんじゃないかな。
教員の仕事は忙しい。毎日夜遅く、さらに土日を潰してまで働くのが当たり前では、家族が悲しい思いをする。子どももそれを見て育つ。それが普通になってしまってはいつまでも変わらない。
そうならないために、教員はとにかく仕事を減らす。うまいこと減らす。なんて言ったら怒られますかね。幸せな社会をつくるなら、今すぐ必要なことだと僕は思いますが。僕が「教育をもっとゆるく」と言っている所以です。
大体の人は損得勘定で動きます。損得勘定というのは「損」か「得」かを計算することを言います。
休み時間はあんなに元気でイキイキとしている生徒が、授業になると死んだ魚の目をしている。「勉強が嫌いな子たちだから仕方がない」と思うかもしれませんが、もう少し問題の本質を考えようと思います。
おかしな話かもしれませんが、授業をすることで「学ぶ自由」が奪われている気がします。
僕の授業では冒頭で
「今日の目的は教科書の○○~○○ページを理解することです。あとはみんなに任せます。たったの2ページです。みんなが目的を達成できるように頑張ってください」と語ります。
それだけで生徒が動き出す。普段授業中はほとんど寝てしまう子も、起きてたりします。これってすごいことだと思いませんか?
「なんで、こんなに勉強するの?」って思わず生徒たちに問いかけてしまうほどです。
生徒を信じて任せれば、自分から学ぼうとします。もちろん時間はかかりますが、それを辛抱強く待つ。関係のないおしゃべりをしてしまう子も、遊んでしまう子も、きっと勉強しなければいけないと気付く時が来ると信じます。もちろん、そのことも、しっかり生徒に伝えます。
「休み時間と授業のメリハリをつけろ」とはよく言われる話ですが、僕の授業は「休み時間のおしゃべりの内容がただ学習内容に変わるだけ」だと思っています。そうすれば、もっと学ぶことが楽しくなる。
だから、生徒をまずは解放しようと思うわけです。大人の力で、目の前の子どもを力づくで何とかしようなんて、到底無理な話です。すべては、その子たちが10年後、20年後どうなっているかだと思います。
とにかく一度崩してみる。崩した上で、目的を提示し、やるかやらないかはみんなに任せる。でも、全員目的達成を目指すことは強く願う。これが僕のやり方です。
高校に行くのが嫌で嫌でしょうがない人は、まずその原因を探ってみましょう。
これまでFBやブログなどで発信してきましたが、日々積み上げてきたものをもっとオープンにしようと思いましてこのHPを立ち上げました。学校で関わっている人たちだけでなく、もっと広く多様な人へ向けて発信できればと思います。
このブログでは、日々考えたこと、感じたとこをアップしていこうと思います。自分はかなり優柔不断なので、ブログのタイトル「日々、ブレています。」にある通り、中々確信をもって動くことができません。でも、未来を見据えて、今できる最善のことを求めたいという気持ちはあります。ここで発信していくことも、今できる最善の一つかもしれません。
とにかく発信してみる。これは、ある人に強く勧められました。はじめは授業で使えるようなHPを目指し作成に取りかかりましたが途中で断念。「形」にこだわってしまう性格が、長続きさせません。今度こそはそれを打開したいと思っています。汚い板書でも、メモでも、写真でも、とにかく発信したいと思います。
このブログを見た人が、より良く生きるための何かしらのヒントを得られれば幸いです。
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